2003年10月のアメリカ留学滞在記
ハロウィーン当日(2003.10.31)

子供はボブ・ザ・ビルダーの格好ができ,喜んでTrick or Treatをしていたそうです。ですが,調子に乗って暴れすぎたのかどうか知りませんが,おなかが痛くなり帰宅してきました。おかげで,残念ながら夜に商店街には出かけられませんでした。後で他の方に聞いてみると,夜の商店街の催しは,お店の人はみんな仮装していますし,賑やかで面白いのだそうです。ちょっと残念です。ですが今からアメリカはホリデーシーズンです。サンクス・ギビング,クリスマスとお祭り続きです。今から楽しみです。



ハロウィーン(2003.10.30)

10月の最終金曜日(だったかな?)に日本でも最近は見かけるようになったハロウィーンというお祭りが行われます。子供たちがお化けやTVなどのキャラクターの仮装をして,伝統的には近所の家をTrick or Treat!(なんかくれんと悪戯しまっせ!)といって周り,お菓子などを集めてまわるのだそうです。最近は日本と同じで近所付き合いが減ったのかどうか知りませんが,モールなどの大きな商店街でお店をまわるのが普通になってきているそうです。我が家でも子供が幼稚園でTrick or Treatをしないといけないようなので,スーパーで人気キャラクター「ボブ・ザ・ビルダー」の服装を買ってきて,子供に持たせました。息子はこのキャラクターが以前からお気に入りで大喜びで出かけました。また,ハロウィーンでは家の装飾をハロウィーンカラー(オレンジと黒)にしたりするそうですし,オレンジ色のかぼちゃで作ったJack'O lantern(ジャック・オー・ランタン)を玄関や窓に飾るのだそうです。幸い2日前に子供が幼稚園で遠足に行って収穫してきたカボチャがあったので,ジャック・オー・ランタンを作ってみました。とはいえ,作ったことがないので,見よう見まねです。まず,カボチャの上に,蓋になるよう丸く切れ込みを入れ,取り外します。この穴からスプーンを使って,中の種と線維を取り出します。目,鼻,口をマジックでデザインして,くり抜きます。最後に蝋燭を中で灯せば出来上がりです。日本のカボチャと比べると軟かく加工しやすい印象がありました。家に置いておいても良いのですが,せっかくですので,これも子供に持たせ幼稚園に寄付しました。幼稚園では先生が忙しくて,今年はJack'O lanternを作っていなかったそうで,感謝されたそうです。まあ,日本でこれを作ることはまず無いでしょうから,良い経験になりました。



ともしび文庫(2003.10.29)

シアトルのお隣のベルビュー市はシアトルのベッドタウンとして発達しています。こちらに滞在する日本人は留学できているワシントン大学関係者でもない限りは大抵はベルビューに住んでおられるようです。(ちなみにマリナーズのイチローや佐々木もベルビュー在住だとか。)こちらに滞在する子供たちのためにともしび文庫という私立の図書館が開設されています。こちらに滞在していた家族が帰国するときに残していった日本語図書を管理しておられます。日本語の図書は値が張るので買ってばかりいられない我々もときどき利用させていただいております。我々も帰国時は,少し日本語の本を寄付して貢献しようと考えています。



ハロウィーンの飾り(2003.10.28)

ハロウィーンが近づくと,いつもは何の変哲もないスーパーもこのように装飾が施されます。いよいよホリデー・シーズンの到来です。アメリカ人が最も働かなくなる季節と言えるでしょうか?



ハロウィーンの飾り(2003.10.27)

ハロウィーンの飾りは幽霊など怖いものと決まっているようです。これはワシントン大学の地下駐車場で驚かされた装飾です。薄暗い中で見つけたため結構リアルでした。良い趣味してますね・・・



クイーン・アンの公園(2003.10.26)

この日は寒かったものの天気が良かったので,午前中はグリーンレイク公園の湖の周りを1時間かけて1週し,午後は有名なクイーンアンの公園に出かけました。シアトルのダウンタウンのビル群とスペース・ニードルがよく見える絶好のポイントです。観光マップにも出てくる有名なポイントらしく,次回は夜に夜景を見に来たいものです。



ワールドシリーズ(2003.10.25)

日本のニュースでも連日取り上げられているワールドシリーズですが,東海岸のチーム同士の対決のためか,ここシアトルの人達の話題にはあまり上りません。東海岸とは3時間の時差があり,試合が始まる時間帯は西海岸ではまだ仕事をしていたりする時間ですし,見る機会を逃していました。実際,テレビ放送もやっているのかどうか分からぬまま最終戦になってしまったのですが,遂にテレビ観戦できました。日本で見た懐かしいMatsuiの勇姿も見ることができました。私はアンチ巨人なので日本にいたときはMatsuiに活躍してもらっては困ったのですが,今は応援しています。



日本食(2003.10.24)

この日の夕食は久々に日本食の外食です。今日はベルビューにあるレストラン銀座です。新しく,清潔なお店でした。日本食レストランと言えばどうしても高くつくという印象がありますが,こちらのお店はラーメンや定食も人気で,様々なバリエーションが楽しめます。シアトルに住む我々にとっては度々通うことは地理的に難しいですが,また言ってみたいお店のひとつです。



大雨(2003.10.22)

アメリカ人は傘を差さない。アメリカでは傘を入手することは困難だ。アメリカに来る前,我々はこのような情報を書籍やアメリカ在住の方のホームページで見て,納得していました。我々は2月にシアトルに着たので,その時が雨期の真っ最中と思っていました。雨期ですので,曇りが多く雨も多いですが,雨はしとしと降るタイプで,長時間外を歩かない限りは傘など必要なかったのです。また,アメリカ人の通行人も傘を差している人はほとんどいませんでしたので,雨期であっても傘はアメリカでは必要ないと思いこんで,段ボールの奥底にしまい込んでいました。ところが,その考えも間違いであることが最近判明しました。シアトルに長く住む方によると秋は激しい雨が多いのだそうです。実際,今日も朝から激しい雨が続いています。英会話教室で通っているノースシアトル・コミュニティーカレッジの駐車場は巨大な水溜まりができて排水作業が行われていますし,高速道路の上も激しい雨と水しぶきで車1台より先は全く見えない状態です。さすがに車から降りて,少し歩くのにも傘は必需品でした。歩いている他のアメリカ人も傘を差している人がほとんどです。というわけでシアトルの雨期に傘は必需品という教訓でした。



ブック・フェスタ(2003.10.21)

今日は遠出を控え,市内のマグナストン公園であったブック・フェスタという催しに行って来ました。このブック・フェスタは年2回行われる催しで,市内の主だった書店が共同で行われます。内容は古書の販売,新書の安売り,文化人の講演やシンポジウムなどです。タダと思っていたのですが,入場料は大人一人10ドルも取られました。家内が本を買いあさっている間,私は英語の勉強を兼ねて講演を聴き始めたのですが,難しい詩の解説をしているようで,理解困難です。すぐに睡魔に襲われました。(ちなみにアメリカ人はどんなに退屈な会議でも居眠りをしません。こっちに来て,居眠りする人を見たことがありません。)これではいけませんので,会場を移し,子供向けに本を読んでいるコーナーに子供と一緒に座りました。これは良く分かりますし,子供も大喜びでした。子供向けコーナーが終了しても家内は本探しに夢中です。仕方なく,今度は子供とマグナストン公園を散策しました。この公園はワシントン湖に面していて規模はかなり大きいものです。なかでも写真のグラウンドはサッカー用のコートが5面ほど取れる巨大なものです。子供に端まで走るよう促すと,本当に走って行ってしまい見えなくなるほど遠くまで行ってしまいました。結局,私自身も走って追いかける羽目になり,良い運動ができました。(息が上がっていたのは言うまでもありません。)十分疲れ切った後にブック・フェスタの会場に戻ってみると,ちょうど買い物を終えた家内が満面の笑みを浮かべ,手に大量の本の詰まった袋(重さのため破れかけている)を持って立っていました。また,家の中が狭くなりそうです。



ファクトリー・モール(2003.10.20)

渡米したとき,我々は最小限の生活物資しか持ってこなかったことは以前にも書いたかもしれません。最小限と言っても,他の方も似たようなものだと考えていました。ですが,最近他の日本人家族の情報が入って来るにつれて,私の考えが間違いであったことが分かってきました。我々は,必要ないものは持っていかない,現地で安く手に入るものは持ってゆかないという方針のもと,荷物の整理を続けた結果,最終的な引っ越し荷物は0.8立方メートルになりました。海外引っ越しの最小単位が1立方メートルでしたので,他に持ってゆくものはないかと引っ越し業者の方に聞かれるほどでした。しかし,この量は3人家族にしてはどうも少ないらしいのです。最近仕入れた情報を総合すると3-4人家族で4-5立方メートル程度の荷物を皆さん持っていらっしゃるようです。
衣服類は同じものを着る機会が多くなりますので,痛みやすくなります。特に家内の服装はボロボロといって良いほど色褪せてきています。まず,お金持ちには見えないでしょうから,余計な犯罪に巻き込まれる可能性が少ないのでしょうが,あまりにひどいので,秋冬の衣類を調えるためアウトレット・モールへ出かけました。今回の行き先は以前にも紹介したファクトリーストアズ・アット・ノースベンドです。土曜日は日本語学校の関係上,ベルビュー市におりますので,シアトルより近く感じられます。フリーウエイのI-90を20分ほど東へ行き,EXIT31で降りてすぐ左にあります。このモールでは前回見つけていたナイキとリーのお店で衣類を買い込みました。私自身は8ドルのズボン(定価40ドル)を2本ほど買いました。渡米直後,近くのデパートで似たようなものを40ドル位で買っていたことを思い出すともったいないことをしていたなあと感じます。アメリカにいる間はこれからもこのようなアウトレット・モールでの買い物が中心になりそうです。



久々のテニス(2003.10.19)

最近運動不足が気になります。なんか方の方も40肩のような症状で調子が良くありません。この日は天気も良いので,久しぶりにテニスをして体を動かしました。写真はローレル・ハーストの公園にあるテニスコートです。もちろんタダ。



英会話(2003.10.15)

渡米以来9ヶ月が経過しました。こちらに到着するまでは,数回の渡米経験しかなく,英会話学校にも通い損ねてしまった私にとって,最大の試練は何と言っても英会話です。最近では,渡米直後に比べると多少は聞き取りが良くなっている気がしますが,これにも波があります。たくさん英語で会話した後は良く聞こえます。最も聞き取りが悪化しているのは月曜日の朝です。土日はほぼ日本語のみで生活してしまうこととが原因です。家族との会話もそうですし,テレビの影響もあると思われます。我々はケーブルテレビを利用していますが,最小限の契約でもインターナショナル・チャンネルが見られます。このインターナショナル・チャンネルは月曜から金曜は朝1時間ニュースをやっているだけですが,日曜日はニュース・ドラマ。音楽番組と3時間半ぐらい日本語に放送をやっています。日本語情報に飢えている私はついついこれを見てしまいます。読んで情報を入手するのと,聞いて情報を入手するのでは明らかに脳に対する作用が異なります。3時間半の日本語番組の後は頭の中が完全に日本語バージョンに切り替わります。そして,英語の聞き取りが明らかに低下するのです。同様のことはアメリカに滞在している他の日本の方のホームページにも書かれていますので,どうも一般的なことのようです。毎週これの繰り返しで,一向に英会話が上達しないような気もします。といって,日本語放送を完全に拒絶する強い意志も持ち合わせていませんし・・・
せっせと英会話クラスにも通う毎日です。



ポートランド〜3日目(2003.10.13)

本来ならばこの日に観光をする予定だったのですが,休日でないことが判明していましたので,諦めて6時にポートランドを発ちました。雨はなかったので順調にシアトルまで帰り着き仕事に出ることができました。後で分かったのですが,郵便局などは休日でやっていなかったそうです。なぜ,大学だけ休日でないのかは未だに謎です。



ポートランド〜2日目(2003.10.12)

この日は朝寝坊してしまいましたが,大抵のお店が開くのは10時頃ですので問題ありません。ゆっくり朝食を取って出かけました。まずは,シアトルでもおなじみの量販店BestBuy(ベスト・バイ)です。空港の近くですので,迷うはずがないと思って出かけました,しかし,これも失敗です。さんざん探しても見つからず,やはり地図が必要との結論にいたり,ダウンタウンに泣く泣く戻ってきました。非常に大きな書店パウエル・ブックセンターでポートランドの地図を手に入れました。(家内はこのブックセンターがポートランドでの一番のお気に入りになったようで,大量の本を買い込んでいました。)せっかく,ダウンタウンにいるので,ここでの買い物を先に済ますことにしました。ダウンタウンでは昨日利用した非常に便利な駐車場を利用しました。(Burnside St.から3rd Ave.に入ると,Morison St.の手前の右側に95セント/時間の駐車場があります。目の前がお買い物のメッカ,パイオニア・プレイスです。)そのパイオニア・プレイスで,コーチのバッグなど購入の後は,ウインドウショッピングを楽しみ,フードコートで昼食を取りました。ここで子供の名前と同じ名前の弁当を発見し,私自身の食事はこれに決定です。午後は午前中にたどり着けなかったベスト・バイに再挑戦です。地図があれば迷うことはありません。ダウンタウンを出て15分後には着いていました。ここでは大量の電化製品やコンピューターの部品を調達しました。この日の夜はノブヒルのタイ料理店「タイフーン」でタイ料理です。おいしいタイ料理を十分に堪能させていただきました。夜は明日早朝の出発に備え早めに就寝です。



Tax Free Shoppingを目指して(2003.10.11)

我々の住むワシントン州では,買い物をした際に売上税(日本の消費税にあたる)を上乗せして,代金を払わねばなりません。食料品は非課税ですが,それ以外のものをスーパーなどで買ってレシートを見てみると,必ず取られています。この1割弱の税金に加え,レストランではTipも払わねばならないので,予想よりもたくさん払ったなと感じることが多々あります。ところが,ワシントン州のお隣のオレゴン州にはこの売上税がありません。さらにオレゴン州の住人だけがこの特典を受けるのではなく,旅行者に対しても無税となります。ワシントン州に住むものにとってOregon州は買い物天国となるわけです。我々も少し値が張るものはできるだけ買わずに,オレゴンで買おうと考えていたので,オレゴンに行く機会を探っていました。実はあさって10月13日は多くのカレンダーを見るとコロンブス・デーの振り替え休日となっています。ですのでこれを使って,オレゴン州ポートランドへの小旅行を計画し,ホテルを押さえてありました。実は,大学は休日でないことに気付いたのは昨日ですので,もう計画変更するのももったいないので,この日,子供の日本語補習校が終わってからPortlandへ向けて出発しました。午後遅くになっていたので,ベルビュースクエアのRedRobbin(レッドロビン)で昼食を取り,出発したのは午後2時くらいでした。道は極めて単純でI-5をひたすら南に向かって進めば,ポートランド市内までは行けます。ですので,ポートランドの詳細な地図は特に用意せず,「地球の歩き方」のシアトル・ポートランドのみを持って出かけました。(実はこれは失敗でしたが・・・)2時間半で着く予定でしたが,途中強い雨のためやむなくスピードを落としたり,子供のトイレ休憩などあったため,ポートランド市内に入るまでに3時間かかってしまいました。ここからが問題です。私は方向感覚が良い方で,太陽の方向や,星座を見ながらいつも目的地には何となく着いてしまうのですが,この日はあいにくに悪天候,更に夕方で既に薄暗くなっています。思いっきり道に迷ってしまいました。シルバークラウド・インというシアトルにも多くあるチェーンホテルですが,地図で見ると高速を降りてすぐに着ける予定でしたが,ポートランド市内を1時間近くもさまよってしまいました。結局,これで疲れてしまったので,この日は買い物を止めて,夕食を食べるためだけにダウンタウンへ出かけました。市内中心部は地球の歩き方に詳しい地図が出ていますので迷う心配はありません。この日は有名な武士亭(Bush Garden)へ行きました。ポートランドで最大の和食レストランということでしたが,全米で最大かもしれません。アメリカで初めて座敷のあるレストランを体験させていただきました。料理も満足でしたし,心配していた料金も税なしのためか我々が考えていたより遥かに少なく抑えられました。この日はこれで終了です。    



大学のフットボール(2003.10.10)

大リーグはレギュラーシーズンを終え,もう少しでワールド・チャンピオンが決まります。一方,この時期に始まるのがフットボールです。シアトルのフットボールチームは,ダウンタウンに本拠地シーホークスタジアムを持ち,そこでホームゲームを行いますが,もう一つワシントン大学(UW)のチームもこの時期からフットボールの試合が始まります。UWのチームはハスキースタジアムという立派なスタジアムをもつことは以前書きましたが,大学のフットボールも大人気なのです。我々日本人の感覚からすると,とても奇妙に感じますが,フットボールのファンたちは,自分の車で来る人は,ワシントン大学のチームカラーの紫の旗を車に立てて来ますし,公共交通機関で来る人も全身紫ずくめで異様な光景です。こういった人達が大挙して大学に集まるので,試合の前後の大学周辺は大渋滞となり,近くに住む我々にとっては大迷惑です。しばらくはこのような週末が続きますので,新しい抜け道を研究しなければなりません。写真は試合のちょうどまっただ中なので,道路はすいていますが,帰りの観客を乗せるためのバスがどこまでも続くという絵です。



自分の意見を主張する(2003.10.08)

今日はESLクラスの様子からです。この日の課題は,「自分がESLクラスの先生になったら,どんな授業をするか?」です。これについて,スモールグループで議論するのです。きょうの私のグループには,韓国人の若い学生さんと,中国人のおばさん,メキシコ人の女性の3人でした。先生のくれたプリントにいくつか質問が書いてあるので,これに沿ってグループの意見をまとめて発表しなければならないので,答えをひとつにしなければなりません。ですが,この人達の意見の主張が激しいのです。たとえば,「厳しい授業をするか,うち解けた授業をするか?」なんて質問に対しても,韓国の学生さんは少ない時間を有意義に利用するため厳しくやるべきだみたいなことを真剣に説いているし(儒教の影響もあるのかどうか知りませんが・・),中国人のおばさんは家庭の仕事をしながら通っているせいなのかどうか分かりませんが,それはいけないということを(中国語っぽい英語なので良く聞き取れないので,すいません・・)説いています。両者とも感情むき出しで主張しあうのです。さんざんやり合った後,両者とも私に意見を求め調整しようとするのですが,あまりの迫力で「どっちだっていいから,早くまとめて答えを作りたい(時間は30分しかないのだから・・)」と考えながら答える私の意見は聞き入れられません。どっちについても自分の意見が聞き入れられなかった方は更に主張を続けます。結局,我々のグループは時間内に意見がまとまらず,各々が別の答えを作成するという異常事態となりました。私は圧倒されながらも,ここまで熱くなれる彼らをちょっとうらやましく感じました。



モンゴル・グリル(2003.10.04)

今日は遠出をする気力がわかなかったので,近場でお買い物です。タコマ市にあるシータックモールに行って来ました。モール自体はやや寂れている様子で,お客も少なく特筆すべきことはなかった(イベントのあるときは大盛況になるモールだそうですが)のですが,このモールの入口にあったモンゴル・グリルのお店で昼食を食べました。モンゴル・グリルは行ったことがなかったので,システムがよく分からなかったのですが,入って席に着くとすぐに,飲み物を注文します。その後はセルフでやってくれということだったので,様子をうかがうと,どうやら丸いお椀に肉やら野菜やら自分の好きなものを好きなだけとって,自分の好きなタレをかけた上で,鉄板の前で待機しているシェフに手渡すようです。早速,やってみました。写真のような丸い鉄板で手早く焼いてくれます。いろいろなものを欲張って取りすぎたので,焼き上がりがごちゃごちゃした炒め物風になってしまいました。反省点としては,種類は少な目にしぼった方が良いかもしれないということです。でも,焼きたてですから,おいしくいただけました。家族3人で行っても,チップ込みで30ドルもしないのですからお得な食事といえるでしょう。



本当にこれは日本風なのか?(2003.10.03)

アメリカに来て日本に関わる商売がたくさんあることに気付きますが,疑問に思うことも多々あります。ここシアトルは日本人が多く住んでいる町なので,日本人がやっているお店はたくさんあります。衣類,食事,不動産,医療,教育,自動車などその気になれば日本人とのみ接していても生活できるのではないかと思われるくらいです。今回は食事についてです。アメリカで日本食と言えば,最もポピュラーなものが寿司でしょう。ですが,寿司はどちらかというと高級食品に当たるのは日本もアメリカも同じです。(先月の回転寿司は例外です。)次に,町中でどこに行っても目にするのは,「Teriyaki(テリヤキ)」の看板です。お店もありますし,ショッピングモールのフードコートでも必ずある定番メニューです。鶏肉の小さいかけらを照り焼きのタレで炒めただけの単純な料理ですが,フードコートではいつも長蛇の列ができるほどの大人気なのです。多くのアメリカ人がテリヤキを食したことがあるはずですので,これは日本の典型的な食べ物と勘違いしてしまうのではないかと危惧しております。いわせていただきますとこれは日本食ではないです。たいていの場合,こういうテリヤキのお店には日本人はいません。日本語の通じないアジア系の人がやっています。一緒に出てくる米は必ず粒の長いものです。ですが,お店には必ず,漢字で意味不明なことが書いてあります。日本食ではない食べ物として割り切れば問題ないのですが,これを日本食と思わせて商売しているところに,若干の憤慨する気持ちを抱いてしまいます。これは私だけでしょうか?
こんなことを思いながら,サウスセンターでテリヤキをおいしく食べている今日でした。



恋人を見送る様子(2003.10.02)

アメリカに来る前に,アメリカの風習を紹介する本の中に「アメリカ人は見送りをしない民族である」ということを読みました。家に自分より偉い人を迎えた場合ですが,偉い人が帰る際には玄関付近で挨拶をすることはあっても,日本人のように家の外までついていって見送ることは決してしないのだそうです。これまでにもアメリカ人の家庭で行われたパーティに参加したことはありましたが,パーティは一斉に終わったことはなく,みんな三々五々帰宅するので,あまり気にもとめていませんでした。ところが,この話題を思い出させることがありました。今日,ふと窓の外を見ると,恋人同士と思われる若い男女が見えました。状況から推察するに,女性が車に乗って帰ろうとするのを男性が見送るためにアパートの外に出てきたのでしょう。車のドアを開けたまま,話し込んでいます。なかなか離れたくないのか,抱き合ったりして熱々の様子でしたが,やがて話は終わったようで,女性は手を振って車に乗り込もうとしました。その瞬間です。男性も手を振ったかと思うと,くるりと向きを変え自分の部屋に向けて歩道を歩き始めました。一度も後ろを振り返ることはありませんでした。女性の方も一度も男性の方を見ることはなく,何もなかったかのように車を走らせて行ってしまいました。日本人的感覚しか持ち合わせていない私にとっては,「もうちょっと見送ってやってもええんちゃうん?」と突っ込みたくなる場面でした。
(でも,家の外まで来ているのだからアメリカではこれは異例の見送りということになるのかもしれませんが・・)





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