2003年09月のアメリカ留学滞在記
Retreat〜その2(2003.09.29)

朝は6時くらいに同室の助教授が起きだしたので,しかたなく私も起きることとしました。アメリカに来てこんなに飲んだことはなかったので,少々二日酔いで頭痛もします。ですが,勉強会は朝9時からみっちり入っています。昼食が住む頃には幾分回復していたので,昼休みに自分の発表を少し変更してみました。昨日のパーティをデジカメで撮ってあったので,これを発表の前半に組み込んでみたのです。みんなの発表を見ていると,少しふざけたイラストなど使って笑いを撮る方向の発表が多かったのですが,私はこのretreatに初参加ですので,非常にまともな(全然面白くない)発表を作っていたので,やってみました。結果は残念ながら,はずしてしまいました。全く笑いが取れず,厳しい発表でした。まだまだ,修行が足りません。勉強会はこの日(月曜日)の夕方まで続きました。



Retreat〜その1(2003.09.28)

例年,私が働いている研究室ではRetreatと称して,メンバー全員がマウント・レーニアのふもとのパックフォレストという森の保養所に集まって勉強会をします。昨年は研究所のお金を節約するためになかったそうなので,2年ぶりになるのでしょう。昼前に自動車で中国人の技官さんを拾ってから,出かけました。自動車で1時間半ほど走ったところに,パックフォレストはあります。この森の中に,泊まれる施設と会議をするホールが建っています。比較的うち解けた感じとはいえ,ほとんど学会形式の発表を夕方までずっと聞き続けます。やっと発表が終わった後は,簡単な夕食を食道でいただき,パーティとなります。私は話が英語では長く続かないので,苦手ですが,以前も使った「先に酔っぱらって,勝手に大騒ぎ」作戦を決行しました。機嫌良く話もしながら時を過ごしていました。日本と異なり,アメリカでは他の人にお酒をついで回ったりする風習はありません。ですので,多少飲み過ぎて酔ったなと感じても自分でセーブして飲むことが可能です。実際そう思っていました。ですが,酔っぱらったアメリカ人にはこの法則は通用しませんでした。「おっ!カズ,ワインがないじゃないか?」などといって,次々と注いできます。こうなっては,私も日本で培った酔っぱらいのプロとしての本領発揮です。どんどん,飲んで大騒ぎしながら,誰もいなくなって会が終わったのは午前2時を大きく過ぎていました。後は寝るだけと思ったのですが,卓球をしてしまいました。



ワシントン大学で暴動?(2003.09.27)

我々の住むアパートも周りの空室も徐々に減りつつありますが,これはアメリカの大学では来週より新学期が始まるからなのです。新学期前のこの時期には数多くのパーティが開かれるそうですが,パーティも行きすぎると暴動に発展するというのがアメリカのビッグなところでしょうか?パーティの後に学生が数百人集まって暴れ出し,車をひっくり返したり,火をつけたりと大暴れし,警官隊が出動して鎮圧するという大事件が起こってしまいました。しかも,場所は我々も良く出かける大学のすぐそばですから怖いものです。幸い,我々はアパートにいて事件自体に出くわしたわけではなく,テレビで知ったのですが,さすがアメリカ,日本とはひと味違います。安全には気を付けなくては・・・



ESL(English as a second language)クラスの試験(2003.09.26)

我々がアメリカに来てから,8ヶ月が経過しました。英語の方はゆっくりと勉強していたので,まだまだなのですが,大ボス先生が時間をくれるというので,今学期は英語のクラスを受けることにしました。ワシントン大学にもESLクラスがあるのですが,これは朝も午後もみっちりと授業が組まれていて,こんなものをとってしまうと,仕事ができず何をしにアメリカにいるのか分からなくなってしまいます。そこで,私はNSCC(ノースシアトル・コミュニティーカレッジ)のESLクラスをとることにしました。最初,問い合わせた際は,担当者から「J-1ビザではこの大学ですることはない」と,にべもない返事で困ったのですが,ウェブサイトにはJビザでも良いと書いてあったので,これをもとに再度交渉したところ,国際学生係という部署を通して,ESLクラスを受講することになりました。この日は,プレースメント・テストといって,どのクラスにはいるかを決めるテストを受ける日です。行ってみると,私を含め生徒は4名しかいません。実はテストはもう終わっていて,今日のテストは臨時でやるのだそうです。さて,テストは,聞き取り,読みとり,作文,文法,会話とみっちり詰まっていて,久しぶりに学生時代を思い出しながらテストにせいを出しました。結果は夕方に聞きに行くのですが,読み書きは最高クラスであったのに対して,聞き取り,会話は中くらいのクラスに相当する得点だったようです。私は,聞き取りを学びたかったので,中レベルのhearing/speakingのクラスを選択しました。一学期分の授業料500ドル余りを払って,この日は終わりです。久々の試験だったせいで疲れた一日でした。



青空しか見えない窓(2003.09.25)

「アメリカの空は大きい」日本からアメリカに移住した方の間で,こんな表現をときどき耳にすることがあります。我々も確かにそうだと感じています。シアトルに高い建物が少ないせいもあるかもしれませんが,それだけではないと思います。道が広い,家と家の間が広い,電柱と電線が少ない,などが町中では関係しているかもしれません。車に乗っていても感じますし,歩いていても感じます。また,最近,家の中でゴロゴロしていても同じ感覚に襲われました。窓の外に青空しか見えないのです。思わずシャッターを切っていました。あっ。ちなみにこの写真は週末に撮ったものです。今日は平日ですので家にはいません。誤解のない様に付け加えておきます。



シアトルの夕景(2003.09.24)

2日前の帰りがけに,ガスワークス公園に立ち寄ってみました。真っ暗になると,ここは異国の地ですから無防備に歩き回ることは怖いので止めた方がいいと思われますが,幸い夕方だったので,散歩する人も多く,安心して,夕景・夜景を楽しむことができました。この公園からは写真のように,ユニオン湖を挟んで,ダウンタウンのビル群を望むことができます。



飛行機の絵本(2003.09.23)

こちらで生活を初めて以来,文化の違いに驚かされることは,当然,多々あります。また,日本で聞いていたアメリカ像と異なることも多く感じています。子供の世界にも,これはあてはまる様です。子供が現在通っている幼稚園では,週に1回自分の自慢できる物を持っていって,みんなの前で発表しなければならないようです。この日は,飛行機好きの息子は満を持して自慢の絵本「かっこいいぞ飛行機」をみんなの前で発表したようです。結果は紹介しながら,あまりに好きな絵本であるために,自分で読みふけってしまったらしく,"I can't see that!"とみんなのつっこみを受けたとのことです。問題はその後です。アメリカの絵本にも飛行機を対象にした物はあるのですが,日本の絵本のように,コクピットを詳細に紹介するもの(悪く言えばオタッキー(死語?)な絵本)はないらしいのです。男の子たちは万国共通でメカ好きです。紹介した後は,男の子たちはこの絵本の周りに集まって,いつまでも見ていたようです。ここまで,大受けになってしまうと,次は何が受けるのだろうとプレッシャーを感じてしまわずにはいられません。なにか良い案はないでしょうか?



旧式の給油装置(2003.09.22)

昨日,ウインスロープの街でガソリンスタンドを見つけ,給油したと書きました。このガソリンスタンドは昔の西部の町並みにあわせて,やはり古風な造りになっていました。外見だけ旧式であれば,何の問題もなかったのですが,ガソリンの給油装置まで旧式だったのです。これまで,シアトルかベルビューの市内でしかガソリンを入れたことのない我々にとって見たこともない機械なのです。ここが大きなガソリンスタンドであれば,他の人がガソリンを入れるのを見ていれば何とかなりそうなのですが,ここは小さなスタンドですから,後で次の車が待っており,そんな余裕はなさそうです。仕方がないので,店の中に入って店員さん(これがまた昔の人,というかこちらが申し訳なく感じるくらいのすごいお年寄りでしたが)を呼び,教えてもらいました。給油装置の横のノズルを手に取り,ノズルが引っかかっていたレバーを持ち上げると,前の人の料金がリセットされ,ポンプに電源が入るようです。給油した後はレバーを元に戻し,ノズルをレバーに引っかけた後,店内のレジでお金を払うようです。知っている人にはなんてことはないのでしょうが,初めての体験だったので印象に残りました。



ノースカスケード国立公園〜ウインスロープの日帰り旅行(2003.09.21)

先週は寝坊により,出かけるチャンスを逃していた我々であるが,この日は朝早く(5時)起きることができました。テレビでは晴天に恵まれるであろう最後の週末なので,Last summer holidayと称していました。とはいえ出発は午前7時になってしまいました。更に,車を1メートル動かした時に,家内が(子供ではなく・・)コーヒーを車内にひっくり返してしまったため,清掃と着換えに30分を費やし,正確には午前7時30分に出発できました。朝食として,ユニバーシティ・ビレッジというモールでベーグルを買い込み,北へと高速道路I-5を走ります。1時間高速道路を飛ばした後は,スカジットという街から,20号線に乗り換え,東へ向かいます。1時間ほど山道を行くと(といっても比較的まっすぐな道で,農場の中を走るので時速100キロは出せます。)遂に,国立公園に到着です。入口から少し行くと1600フィートの高さの橋があります。この橋は舗装されていなくて,鉄の網だけでできているので,自分の真下はるか彼方に川が流れているのが見えます。歩いて見に行きましたが,はっきり言って怖かったです。(子供は橋の上で自分では歩けなくなって固まっていたので,担いで橋の外まで連れて行かねばなりませんでした。)この国立公園は見所はただ2つのみです。すなわち,ディアブロ湖とロス湖です。どちらもダム湖なのですが,あちこちに広い展望台があり,緑色のディアブロ湖と青みがかったロス湖を楽しむことができます。国立公園を後にして,ひたすら20号線を東進すると,徐々に道が険しくなってきます。この道は冬季は閉鎖されるらしいのですが,今の時期でも両側のカスケードの山々の上には雪が残っているのを見ることができました。この山道を登りきったところが,ワシントン峠です。巨大な岩の上に作られた展望台に歩いて登ってみると,はるか下に20号線が通っているのを見ることができます。ずっと車に乗っていて疲れた我々には,展望台への小さな遊歩道は実に快適でした。再び車に乗って,1時間,東へ行くと,カスケード・ループといわれるドライブコースの東の果て,ウインスロープという小さな街に到着します。この町は,街全体が昔の西部を思わせる造りになっていて,多くの観光客で賑わっていました。でも,なぜかアジア系の人は住人にも観光客にも見かけませんでした。たまたまそうだったのかどうかはよくわかりません。この町のグリルのお店でバッファロー・バーガーをかじった後は,車に給油して(ずっと山の中を走るのでガソリンスタンドはこの街を逃すときついです),帰らねばなりません。カスケード・ループは2-3泊しながら回るべきドライブコースなので,1日で行ける範囲は限られています。ですが,明日が月曜日ですので,諦めて来た道を引き返しました。夕日の中で見るワシントン峠,ノースカスケード国立公園もきれいなものでした。家族が熟睡する中,帰りは430号線を経由してアーリントンの街でI-5に合流し,無事シアトルに帰り着きました。急いだ甲斐あって,国際チャンネルで週に1回しか放送されない日本語番組を見ることができました。



回転寿司(2003.09.20)

日本ではどこの街にも回転寿司なるものがあるのが普通です。通常のお寿司屋さんに比べると,はるかに低料金でお寿司を楽しむことができます。通常のお寿司屋さんと回転寿司が共存共栄しているのが日本の現況でしょう。海外でもお寿司は最も人気のある日本料理といえるでしょう。ですが,海外ではお寿司といえば高級料理に入ります。今まで,ヨーロッパやアメリカ,カナダでお寿司やさんを利用する機会がありましたが,いずれも高価な物という印象でした。ところが,海外でも最近回転寿司が進出してきています。我々の地元でも人気のあったマリンポリスというお店ですが,シアトル周辺にいくつかお店を出しています。我々はそのことを日本人向けの新聞で知ったのですが,早速,試してみることにしました。我々はマリンポリス・ベルビュー店に行きました。店内は明るくきれいで,店員さんの対応も丁寧で申し分なく,好印象を持ちました。肝腎のお寿司もまあまあいけてます。日本のマリンポリスと遜色ないでしょう。私がアメリカのおいしくないお寿司の代表として思い浮かべるのは,スーパーに売っている桜餅のような食感の握り寿司ですが(お寿司と呼べる代物ではなく,別の食べ物と考えた方がよいでしょう),とんでもありません。ちゃんとおいしいお寿司で十分満足させていただきました。値段も1皿が1ドル-2ドルですので,財布にも優しかったです。今後,カナダのバンクーバーやオレゴン州にも進出するようですし,人気もあるのでしょう。近辺にお住まいや旅行の方は,一度,試されてはいかがでしょうか。



PowerMac G5(2003.09.19)

8月中旬に新しいマックPowerMac G5が発表され,9月初から出荷されています。もう,そろそろ店頭にも並んでいるのかもしれませんが,実は私の仕事をしているオフィスにも既に1台あります。全くこの研究室はMac好きが多いのか,大ボス先生がMac好きなのか良くはわかりませんが,新しいMacを目にすることが多いです。(そういえば私がこちらに来て間もない頃,大ボス先生が当時発表されたばかりのPowerBook G4 12'を持って,私のところに自慢に来ていたのを思い出しました。)というわけで,とりあえずG5の写真を載せてみました。これを購入することが決定した際の会話です。
技官A:「新しい顕微鏡用のカメラが入ったのですが,これにつなぐMacが足りないよ。」
大ボス:「どこかに余っているMacを持っていったらどうだ?」
技官A:「そんなMacあったっけ?」
研究員B:「培養室のiMacはでれも使っていなかったはずです?」
技官B:「(すごく慌てて)あれがなかったら,私はメールが見られないです。」
研究員C:「じゃあ図書室のiMacは誰も使っていないのでは?」
大学院生D:「だめ〜。あれは私が使わせてもらうことになったの。」
技官A:「大ボス,そういえばG5が出たって知ってるかい?」
大ボス:「ああ知ってるよ。幾らぐらいだったかの〜?」
技官A:「○○ドル。この間買ったG4より安いんだ。」
大ボス:「そんなもんなのか?○×△のお金で買えるかな?」(もう乗り気になっている)
秘書E:「大丈夫でしょう。」
大ボス:「じゃあ,買おう。」(すっかりその気になっている)
一同:「ヒャッホ〜(大喝采)」
なんだか,技官Aさんの策略にうまく乗せられているようにも見えます。とはいえ日本では普通引退している年齢ながら現在も学会の中心で大活躍しておられる大ボス先生ですが,新しもの好きのおかげで若さを維持しておられるのかもしれません。



幼児教育税(2003.09.18)

シアトルは幼児教育に非常に熱心な街といえます。公立・私立の幼稚園,コミュニティーセンターでの幼児教育,幼児教育のための教材のお店が至るところにあります。ある日系で永住しておられるお母さんは,ご両親がオレゴン州に住んでおられるにもかかわらず,教育のためにシアトルに住んでいるとおっしゃっておられました。また,幼児教育の教材で有名なLake Shoreは全米の大都市に支店がありますが,街の規模がそれほど大きくないシアトルにも支店がなぜかあるのです。(なぜか我が家はこの店の常連となってしまいましたが・・)このシアトルの幼児教育に熱心なところを象徴するNewsがありました。幼児教育の財源をもっと増やすため,いろいろ画策していたワシントン州が,この町のコーヒー消費量世界一というコーヒー好きに目を付け,コーヒー1杯,10セント(11円くらい)の税金を掛けようと言うのです。結局,コーヒー好きの市民の大反対にあって,この法案は否決されてしまいましたが,この街の幼児教育にかける意気込みが感じられる事件でした。(でも,コーヒーだけを狙い撃ちにした税金なんて,東京都の銀行税のようにちょっと無理がありそうですね。)



円相場(2003.09.17)

アメリカでは買い物などはすべてカードを使い日本の口座から引き落とされるので,現金のドルを使うことは非常に稀です。(ハンバーガー,スタバのコーヒー,自販機のコーラには現金が必要です。)ですが,現金を使わなくても,小切手を使う場面は結構あります。電気代,電話代,水道代,ケーブルテレビ代,アパート代は小切手を郵送または持参することで支払います。こちらに着いて早々に,銀行口座を開設したのですが,そこに持ってきたトラベラーズチェックを全額預けた分と,日本の銀行(CitiBank)から海外送金を実験的に行った時の貯金を細々と使ってこれまで生活してきました。ですので,これらを払っていると徐々にアメリカの口座の残高が減少してきます。また,我々はアメリカで生活していても,アメリカで給料をもらっているわけではないので,こちらで貯金が増えるわけではなりません。最近,幼稚園代を払い始めたことで,現在の残高でアメリカにいる間の生活費を賄うことは困難であると感じていました。そこで,日本の口座から送金をする必要が出てきました。この送金を行うには為替相場を読む必要があります。我々が,アメリカに来た半年の間でも1ドルが125円〜115円と10円程度の変動があります。10円というと少なく感じますが,10000ドル単位で考えると10万円近くも変動していることになります。さて,昨日は円が値を上げてきており,116円になっています。こちらに来た頃より10円も高くなっています。この次期を逃さず日本から送金してみました。同じ送金を日本から来た直後に行っていたとすると,10万円も損したことになります。逆に言うと,今回の送金で10万円も得したことになります。なぜ,こんなお金の勘定を日記でしているかというと,昨日新型PowerBookが発売されたからです。少しは,家族への説得材料になりますでしょうか?(今は説得する上での外堀を埋めている状態です。)
後日談:その後,もっと円が高くなって愕然としています。難しいものですね。



幼稚園割引(最終結果)(2003.09.15)

先週より交渉していた幼稚園の割引ですが,マネージャーが結果を知らせてくれました。我々は月239ドルの割引を受けることが出来るそうなので,幼稚園に支払うのは最終的に500ドルちょっとになります。我々の通う幼稚園は半官半民の経営なのだそうですが,どこから援助が出るのかは結局よくわかりませんでした。ですが,出ていくお金はやすい方がいいに決まっています。10カ月通う予定(6月が卒業式)ですから,2390ドル(30万円)得したことになります。思わず,今日発売になった新型Powerbook G4を注文しそうになっていました。



日曜日を無駄に過ごす(2003.09.14)

今日は長距離を運転して小旅行をするつもりでした。しかし,朝起きるとなんとお昼前だったのです。とっくに起き出した子供が親の目がないことをいいことに蝋燭で火遊びしていたので,それを厳しく叱りつけながらも,頭の中は自責の念でいっぱいでした。あわてて出発しても,着く頃には日が傾いてしまいます。諦めて今日はゆっくり過ごすことにしました。結局,午後からは以前から行きたかったウエストシアトルにある自然食品のお店に行きました。アメリカに来てからは見たことがないような霜降りの肉(アメリカの霜降り肉はそうでないものよりもむしろ安い)があったので,思わず購入してしまいました。体重が・・・



遠出の準備(2003.09.13)

今週末は天気予報では晴れることになっていました。しかも,晴れる週末は最後かもしれないとテレビで言っているようでした(多分,そう聞こえました)。貴重な週末を無駄に過ごすわけには行きません。しかも,土曜日は子供がベルビューの日本語補習校に通っている関係上,朝からの遠出は不可能です。補習校を休むという手もありますが,月4回しかない上に,最近では子供が一桁以上の計算をマスターしつつあるので,もったいなくて休めないのです。となると,日曜日こそが最大にして唯一のチャンスです。というわけで,我々は明日のお出かけに向けて入念に準備を進めるのでした・・・が・・・・



幼稚園割引(第二ラウンド)(2003.09.10)

幼稚園の割引を勝ち取るためには,日本の給料の明細をマネージャーに示さねばなりません。しかし,日本の給与明細などアメリカにはないのです。しかも,英語訳したものなどあるはずもありません。ここで,私は頭を巡らせました。今から日本に給与明細を請求して送ってもらっても何週間もかかるに違いありません。しかも,英訳などしてくれるのでしょうか?無理でしょう。私は絶望の淵に陥れられるところでした。ですが,思い出したのです。ビザを申請するときに私の雇用者であるお方の英語のお手紙をもらっていたことを・・(Hさん,ありがとう)この手紙は,領事館の担当者に見せるだけで,実際には使わなかったので残っているはずです。段ボールをひっくり返したあげく,その手紙を見つけ,内容を確認してみました。なんと,1年の給料が書かれているではないですかっ。(しかも,これがまた安いんです)これで,我々は勝利したも同然です。翌日,この手紙をマネージャーに突きつけました。マネージャーは納得したようで,調べてみるといって受け取っていただけました。でも,これで割引がもらえるという約束はもらえませんでした。結局どうなるのか?結果は次回に持ち越しです。



幼稚園割引(第一ラウンド)(2003.09.09)

この9月より子供が幼稚園に通園しはじめましたが。こちらは幼稚園にかかる費用が日本に比べると高額です。学年がもう一つ上がってKinder Garden(日本では幼稚園の年長にあたります)やelement school(小学校)になると,これは義務教育ですのではるかに安くなるのですが,それ以下は高額です。我々の通うpreschoolも月額750ドルが必要です。シアトルではこれは相場としては当たり前のようで,家内が企業の駐在員さんや永住しておられる日本人のお母さん方に聞いたところでは,「それは普通よ。」「うちは月1000ドルよ。」などと言われるようで,750ドルはそれほど高額ではないようです。ですので,納得していたのですが,後になって大学関係者には授業料(保育料?)に割引が適応されることがあるという情報を入手しました。わたくしは,大学で仕事をずっとしているので当然大学関係者です(正式な職員といえないかもしれませんが・・)。また,それでいて大学からいただいている給料は0ドル,つまり無給です。こんな大学にとって貴重な労働力を大学は大事にしなければなりません。・・と思います。で,大ボスに私が大学の職員であるという手紙を書いてもらって,preschoolのマネージャーに交渉してみました。手紙の効果はあったようで,割引が適応できるかどうか検討してみるとのことでした。ですが,日本から給料をもらっているならその明細を提出するように言われました。日本の給料と幼稚園の割引は関係ないはずなのでおかしな気もしますが,マネージャーに権限がありそうなので,ここは素直に従い,後日,日本での給与明細を見せることになり,この日の交渉は終了です。



新学期(2003.09.05)

日本と異なり,アメリカの新学期は9月からです。我々の住むアパートの周囲も大学生の引っ越ししている風景をよく見かけます。引っ越してくる学生には大抵両親がついてきます。両親と一緒に来て,部屋を決めるのだと思われます。また,部屋の掃除を両親が一生懸命しているのをよく見かけます。我々のアパートの隣の建物の一室にも可愛らしい女性が引っ越してきました。両親,特にお父さんが一生懸命(天井の隅々まで)掃除しておられました。仲の良いファミリーの様子を微笑ましく拝見しておりました。ですが,翌日から両親がいなくなると,すぐに彼氏がやってきて,いつも2人で楽しそうに過ごしているようです。両親は知っているのでしょうか?他人のことなので別にいいんですが,なんだか少し空しくなりました。(いつの間にか親の立場での発言になっている自分に今気がつきました。)



幼稚園入園式?(2003.09.02)

9月の新学期が始まりました。子供が今日からプレスクールに通うことになりました。我々は2月に越してきて,人気のある幼稚園のwaiting listに載せてもらっていたのですが,やっと新学期ということで通えることになったのです。なぜか6月くらいに越してきた人も一緒に通い始めるので待っていた時間が長い分損した気もしますが,この際いいでしょう。これまではコミュニティーセンターなどで行われる粘土教室や自然観察教室などに通っていましたが,1年を通じて通うのは日本の幼稚園以来,久しぶりのことなのでお友達が出来るかどうか心配です。親としては非常に大事な日なのですが,こちらの学校には入学式とか入園式とか始業式というものはありません。なんとなく,子供たちが登園してきて,何気なく始まるようです。そういえば,私が今の仕事場に来たときも,歓迎会やみんなの前で挨拶するような会はなかったので,これがアメリカ流なんでしょうね。





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