2003年09月のアメリカ留学滞在記 |
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Retreat〜その2(2003.09.29)
Retreat〜その1(2003.09.28)
ワシントン大学で暴動?(2003.09.27)
我々の住むアパートも周りの空室も徐々に減りつつありますが,これはアメリカの大学では来週より新学期が始まるからなのです。新学期前のこの時期には数多くのパーティが開かれるそうですが,パーティも行きすぎると暴動に発展するというのがアメリカのビッグなところでしょうか?パーティの後に学生が数百人集まって暴れ出し,車をひっくり返したり,火をつけたりと大暴れし,警官隊が出動して鎮圧するという大事件が起こってしまいました。しかも,場所は我々も良く出かける大学のすぐそばですから怖いものです。幸い,我々はアパートにいて事件自体に出くわしたわけではなく,テレビで知ったのですが,さすがアメリカ,日本とはひと味違います。安全には気を付けなくては・・・
ESL(English as a second language)クラスの試験(2003.09.26)
我々がアメリカに来てから,8ヶ月が経過しました。英語の方はゆっくりと勉強していたので,まだまだなのですが,大ボス先生が時間をくれるというので,今学期は英語のクラスを受けることにしました。ワシントン大学にもESLクラスがあるのですが,これは朝も午後もみっちりと授業が組まれていて,こんなものをとってしまうと,仕事ができず何をしにアメリカにいるのか分からなくなってしまいます。そこで,私はNSCC(ノースシアトル・コミュニティーカレッジ)のESLクラスをとることにしました。最初,問い合わせた際は,担当者から「J-1ビザではこの大学ですることはない」と,にべもない返事で困ったのですが,ウェブサイトにはJビザでも良いと書いてあったので,これをもとに再度交渉したところ,国際学生係という部署を通して,ESLクラスを受講することになりました。この日は,プレースメント・テストといって,どのクラスにはいるかを決めるテストを受ける日です。行ってみると,私を含め生徒は4名しかいません。実はテストはもう終わっていて,今日のテストは臨時でやるのだそうです。さて,テストは,聞き取り,読みとり,作文,文法,会話とみっちり詰まっていて,久しぶりに学生時代を思い出しながらテストにせいを出しました。結果は夕方に聞きに行くのですが,読み書きは最高クラスであったのに対して,聞き取り,会話は中くらいのクラスに相当する得点だったようです。私は,聞き取りを学びたかったので,中レベルのhearing/speakingのクラスを選択しました。一学期分の授業料500ドル余りを払って,この日は終わりです。久々の試験だったせいで疲れた一日でした。
青空しか見えない窓(2003.09.25)
シアトルの夕景(2003.09.24)
2日前の帰りがけに,ガスワークス公園に立ち寄ってみました。真っ暗になると,ここは異国の地ですから無防備に歩き回ることは怖いので止めた方がいいと思われますが,幸い夕方だったので,散歩する人も多く,安心して,夕景・夜景を楽しむことができました。この公園からは写真のように,ユニオン湖を挟んで,ダウンタウンのビル群を望むことができます。
飛行機の絵本(2003.09.23)
旧式の給油装置(2003.09.22)
ノースカスケード国立公園〜ウインスロープの日帰り旅行(2003.09.21)
回転寿司(2003.09.20)
PowerMac G5(2003.09.19)
幼児教育税(2003.09.18)
シアトルは幼児教育に非常に熱心な街といえます。公立・私立の幼稚園,コミュニティーセンターでの幼児教育,幼児教育のための教材のお店が至るところにあります。ある日系で永住しておられるお母さんは,ご両親がオレゴン州に住んでおられるにもかかわらず,教育のためにシアトルに住んでいるとおっしゃっておられました。また,幼児教育の教材で有名なLake Shoreは全米の大都市に支店がありますが,街の規模がそれほど大きくないシアトルにも支店がなぜかあるのです。(なぜか我が家はこの店の常連となってしまいましたが・・)このシアトルの幼児教育に熱心なところを象徴するNewsがありました。幼児教育の財源をもっと増やすため,いろいろ画策していたワシントン州が,この町のコーヒー消費量世界一というコーヒー好きに目を付け,コーヒー1杯,10セント(11円くらい)の税金を掛けようと言うのです。結局,コーヒー好きの市民の大反対にあって,この法案は否決されてしまいましたが,この街の幼児教育にかける意気込みが感じられる事件でした。(でも,コーヒーだけを狙い撃ちにした税金なんて,東京都の銀行税のようにちょっと無理がありそうですね。)
円相場(2003.09.17)
アメリカでは買い物などはすべてカードを使い日本の口座から引き落とされるので,現金のドルを使うことは非常に稀です。(ハンバーガー,スタバのコーヒー,自販機のコーラには現金が必要です。)ですが,現金を使わなくても,小切手を使う場面は結構あります。電気代,電話代,水道代,ケーブルテレビ代,アパート代は小切手を郵送または持参することで支払います。こちらに着いて早々に,銀行口座を開設したのですが,そこに持ってきたトラベラーズチェックを全額預けた分と,日本の銀行(CitiBank)から海外送金を実験的に行った時の貯金を細々と使ってこれまで生活してきました。ですので,これらを払っていると徐々にアメリカの口座の残高が減少してきます。また,我々はアメリカで生活していても,アメリカで給料をもらっているわけではないので,こちらで貯金が増えるわけではなりません。最近,幼稚園代を払い始めたことで,現在の残高でアメリカにいる間の生活費を賄うことは困難であると感じていました。そこで,日本の口座から送金をする必要が出てきました。この送金を行うには為替相場を読む必要があります。我々が,アメリカに来た半年の間でも1ドルが125円〜115円と10円程度の変動があります。10円というと少なく感じますが,10000ドル単位で考えると10万円近くも変動していることになります。さて,昨日は円が値を上げてきており,116円になっています。こちらに来た頃より10円も高くなっています。この次期を逃さず日本から送金してみました。同じ送金を日本から来た直後に行っていたとすると,10万円も損したことになります。逆に言うと,今回の送金で10万円も得したことになります。なぜ,こんなお金の勘定を日記でしているかというと,昨日新型PowerBookが発売されたからです。少しは,家族への説得材料になりますでしょうか?(今は説得する上での外堀を埋めている状態です。)
幼稚園割引(最終結果)(2003.09.15)
先週より交渉していた幼稚園の割引ですが,マネージャーが結果を知らせてくれました。我々は月239ドルの割引を受けることが出来るそうなので,幼稚園に支払うのは最終的に500ドルちょっとになります。我々の通う幼稚園は半官半民の経営なのだそうですが,どこから援助が出るのかは結局よくわかりませんでした。ですが,出ていくお金はやすい方がいいに決まっています。10カ月通う予定(6月が卒業式)ですから,2390ドル(30万円)得したことになります。思わず,今日発売になった新型Powerbook G4を注文しそうになっていました。
日曜日を無駄に過ごす(2003.09.14)
今日は長距離を運転して小旅行をするつもりでした。しかし,朝起きるとなんとお昼前だったのです。とっくに起き出した子供が親の目がないことをいいことに蝋燭で火遊びしていたので,それを厳しく叱りつけながらも,頭の中は自責の念でいっぱいでした。あわてて出発しても,着く頃には日が傾いてしまいます。諦めて今日はゆっくり過ごすことにしました。結局,午後からは以前から行きたかったウエストシアトルにある自然食品のお店に行きました。アメリカに来てからは見たことがないような霜降りの肉(アメリカの霜降り肉はそうでないものよりもむしろ安い)があったので,思わず購入してしまいました。体重が・・・
遠出の準備(2003.09.13)
今週末は天気予報では晴れることになっていました。しかも,晴れる週末は最後かもしれないとテレビで言っているようでした(多分,そう聞こえました)。貴重な週末を無駄に過ごすわけには行きません。しかも,土曜日は子供がベルビューの日本語補習校に通っている関係上,朝からの遠出は不可能です。補習校を休むという手もありますが,月4回しかない上に,最近では子供が一桁以上の計算をマスターしつつあるので,もったいなくて休めないのです。となると,日曜日こそが最大にして唯一のチャンスです。というわけで,我々は明日のお出かけに向けて入念に準備を進めるのでした・・・が・・・・
幼稚園割引(第二ラウンド)(2003.09.10)
幼稚園の割引を勝ち取るためには,日本の給料の明細をマネージャーに示さねばなりません。しかし,日本の給与明細などアメリカにはないのです。しかも,英語訳したものなどあるはずもありません。ここで,私は頭を巡らせました。今から日本に給与明細を請求して送ってもらっても何週間もかかるに違いありません。しかも,英訳などしてくれるのでしょうか?無理でしょう。私は絶望の淵に陥れられるところでした。ですが,思い出したのです。ビザを申請するときに私の雇用者であるお方の英語のお手紙をもらっていたことを・・(Hさん,ありがとう)この手紙は,領事館の担当者に見せるだけで,実際には使わなかったので残っているはずです。段ボールをひっくり返したあげく,その手紙を見つけ,内容を確認してみました。なんと,1年の給料が書かれているではないですかっ。(しかも,これがまた安いんです)これで,我々は勝利したも同然です。翌日,この手紙をマネージャーに突きつけました。マネージャーは納得したようで,調べてみるといって受け取っていただけました。でも,これで割引がもらえるという約束はもらえませんでした。結局どうなるのか?結果は次回に持ち越しです。
幼稚園割引(第一ラウンド)(2003.09.09)
この9月より子供が幼稚園に通園しはじめましたが。こちらは幼稚園にかかる費用が日本に比べると高額です。学年がもう一つ上がってKinder Garden(日本では幼稚園の年長にあたります)やelement school(小学校)になると,これは義務教育ですのではるかに安くなるのですが,それ以下は高額です。我々の通うpreschoolも月額750ドルが必要です。シアトルではこれは相場としては当たり前のようで,家内が企業の駐在員さんや永住しておられる日本人のお母さん方に聞いたところでは,「それは普通よ。」「うちは月1000ドルよ。」などと言われるようで,750ドルはそれほど高額ではないようです。ですので,納得していたのですが,後になって大学関係者には授業料(保育料?)に割引が適応されることがあるという情報を入手しました。わたくしは,大学で仕事をずっとしているので当然大学関係者です(正式な職員といえないかもしれませんが・・)。また,それでいて大学からいただいている給料は0ドル,つまり無給です。こんな大学にとって貴重な労働力を大学は大事にしなければなりません。・・と思います。で,大ボスに私が大学の職員であるという手紙を書いてもらって,preschoolのマネージャーに交渉してみました。手紙の効果はあったようで,割引が適応できるかどうか検討してみるとのことでした。ですが,日本から給料をもらっているならその明細を提出するように言われました。日本の給料と幼稚園の割引は関係ないはずなのでおかしな気もしますが,マネージャーに権限がありそうなので,ここは素直に従い,後日,日本での給与明細を見せることになり,この日の交渉は終了です。
新学期(2003.09.05)
日本と異なり,アメリカの新学期は9月からです。我々の住むアパートの周囲も大学生の引っ越ししている風景をよく見かけます。引っ越してくる学生には大抵両親がついてきます。両親と一緒に来て,部屋を決めるのだと思われます。また,部屋の掃除を両親が一生懸命しているのをよく見かけます。我々のアパートの隣の建物の一室にも可愛らしい女性が引っ越してきました。両親,特にお父さんが一生懸命(天井の隅々まで)掃除しておられました。仲の良いファミリーの様子を微笑ましく拝見しておりました。ですが,翌日から両親がいなくなると,すぐに彼氏がやってきて,いつも2人で楽しそうに過ごしているようです。両親は知っているのでしょうか?他人のことなので別にいいんですが,なんだか少し空しくなりました。(いつの間にか親の立場での発言になっている自分に今気がつきました。)
幼稚園入園式?(2003.09.02)
9月の新学期が始まりました。子供が今日からプレスクールに通うことになりました。我々は2月に越してきて,人気のある幼稚園のwaiting listに載せてもらっていたのですが,やっと新学期ということで通えることになったのです。なぜか6月くらいに越してきた人も一緒に通い始めるので待っていた時間が長い分損した気もしますが,この際いいでしょう。これまではコミュニティーセンターなどで行われる粘土教室や自然観察教室などに通っていましたが,1年を通じて通うのは日本の幼稚園以来,久しぶりのことなのでお友達が出来るかどうか心配です。親としては非常に大事な日なのですが,こちらの学校には入学式とか入園式とか始業式というものはありません。なんとなく,子供たちが登園してきて,何気なく始まるようです。そういえば,私が今の仕事場に来たときも,歓迎会やみんなの前で挨拶するような会はなかったので,これがアメリカ流なんでしょうね。 |
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