2003年07月のアメリカ留学滞在記
トーチライト・パレード射撃事件(2003.07.31)

先週末,シーフェアのパレードを見に行きましたが,そこで重大な事件が起きていたことを,その翌日にニュースで知りました。パレードの周辺で,若者の喧嘩による負傷者が出たり,射撃事件が起きたりしたというのです。我々は子供が4歳なので早く帰ろうと思い,途中で帰路に就いたのですが,もっと長くいたら巻き込まれたかの性も否定できず,ぞっとしました。シアトルとはいえアメリカという国はやはり日本より危険なんだと再認識させられました。



シアトルの夏(2003.07.30)

シアトルは全米で一番気候が穏やかで過ごしやすい場所と云われております。夏は暑い日なんて1週間程度で,それ以外は全く快適なので心配ないといわれた駐在の方がおられました。また,今年は6月に少し蒸し暑い天気が続いたことがあったのですが,そのときたまたま訪れた日系旅行会社の方(シアトルに10年ほど住んでおられるらしい)もこんな暑い日は特別で真夏になっても暑くはないといっておられました。実際,外から見る限り一般の民家やアパートにはエアコンなるものはないようです。でも,云わせてください。暑いものは暑いと・・・今日もめちゃくちゃ暑いのです。仕事場はエアコンが効いているのですが,一歩外に出るとうだるような暑さです。日本と違って,湿度が低いのでしょう。外を歩いても汗は出ません。その代わり,のどの渇きは激しいです。また,我が住処であるアパートには天窓なるものがついています。冬は明るくていいのですが,この時期は地獄です。容赦なく強烈な日光が一日中部屋の中に降り注ぎ,天窓なのでカーテンもありません。今はじっとこの暑さが通りすぎるのを待つのみです。それとも,私が暑がりなだけでしょうか?



Macな街(2003.07.29)

我が家はこのホームページをはじめ,仕事に遊びにすべてMacintoshを使って作業しております。家ではPowerbook G3の98年モデル(CPUはG4 500Hzにアップグレードしてます)が,24時間稼働し,主に家内の趣味やホームページの更新に使われています。昨日からこのパワーブックが不調になり,あるべきファイルが見えなくなるといった症状に襲われました。挙動も不安定で,OSX(10.2.6)がすぐにフリーズします。CDから起動し,ディスクファーストエイドやノートンユーティリティーを試してみますが,診断途中で修復不可能と表示され,症状は改善しません。ディスクを再フォーマットも考えたのですが,このHDにはメールのデータも含まれているので躊躇するところです。そこで,最後の手段として,ディスクウォーリアを試すことにしました。といっても,私はこのソフトを手元に持っていないので,買いに行かなければなりません。ディスクウォーリアというソフトは知っておられる方がおられるかもしれませんが,どちらかといえばマイナーなソフトです。日本ではメジャーなソフトといえどもマック用ソフトは一般のお店では手に入りません。一般のお店では通常Windows用ソフトのみが置いてあり,マック用ソフトはApple専門店に行かなければならないからです。しかし,ここシアトルはWindows本社がある土地柄にもかかわらず,多くのコンピューターショップでMacを扱っています。一縷の望みにかけた私は仕事帰りに,近所のパソコンショップ(家から歩いて2,3分)に立ち寄りました。しかし,私はそこで驚愕の光景に出合うことになります。マイナーなはずのディスクウォーリア3.0(まだ,日本では未発売のはず)が山積みされていました。感激して,これを買い求め家路につきました。そういえば仕事場のコンピュータもすべてMacですし,ここシアトル(もしかするとワシントン大学周辺)は非常にMacが栄えている街だといえます。ワシントン大学では,Windowsの社長ビルゲイツが巨額に寄付をして,新しく研究所が二つ建つらしいですが,何とも複雑な気持ちになります。ですが私の周りでは未だに「研究者はMacだ」という思想が強く残っているようです。
ちなみに,我が家のpowerbookはディスクウォーリアのおかげで修復され,現在は快調です。



アウトレット・モール(2003.07.27)

この日はアウトレットモール(その2)と題して,ノースベンドというところにあるファクトリーストアズというモールに出かけました。いいですよ。ここは。NIKEやADDIDAS,Leeといったなじみのある(我々にとってですが)メーカーのアウトレット店が集まっています。Leeの子供用ズボンが4ドルで買えるなど,うれしい価格で大満足でした。また,台所用品の安売り店がいくつか集まっており,家内にとっても良かったようです。難点はモール内に食べるところがSubwayくらいしかなく,混雑することです。我々はモールの隣のバーガーキングに行きましたが,ここも混雑していましたが,我々の結論はズバリ「また,来よう。」でした。



SEAFAIR(2003.07.26)

シアトルでは毎年この時期にシーフェアというお祭りがあります。このシーフェアは,飛行機の曲芸飛行やマラソンなど様々なイベントがあるのですが,今日はダウンタウンでトーチライト・パレードがあるとの情報を得ましたので,買い物を兼ねて家族で出かけることにしました。パレードは夕方から夜遅くまでありますので小さい子供を連れて最後まで見ることは不可能です。途中で帰ることを考えて,車はダウンタウンの奥に入れるのではなく,シアトルセンターに止め,モノレールに乗って出かけることにしました。(実はこのモノレールに乗る機会がなく,一度乗ってみたいと思っていました。)ウエストレイクセンターで昼食にしましたが,さすがにシアトルの中心だけあって,活気があります。その後,パイクプレイスマーケット,スターバックス一号店,パシフィックプレイスをまわり買い物を楽しむことが出来ました。夜の8時からいよいよパレードの始まりです。写真のように白バイの集団走行でパレードが始まりました。途中で抜け出して,シアトルセンターに戻りましたが,まだ,こちらでもパレードが続いており,UWのチアガール部隊を見ることが出来ました。大変有意義に過ごした一日でした。



東アジア図書館(2003.07.25)

 アメリカの大学はどこでもそうなのかも知りませんが,日本と比べて図書館が充実しています。私に所属するワシントン大学も,大きな図書館以外にいろいろな建物中に分館を見かけます。その中のひとつに東アジア図書館というのがあります。最初にweb上でこれを見つけたときには少しうれしくなりました。日本語を学ぶための書物や教材がありそうな感じです。最近日本語の感じに飢えてきていた私はふらふらと吸い寄せられるようにこの図書館に行ってみました。確かに日本語の古い本はありますが,最新の雑誌など興味を引くものは見つけられませんでした。新聞もあるのですが,中国語のものばかりで,日本語のものは今のところ見つけていません。もう少し通ってみて,情報を集めてみるつもりです。



ボートの火事(2003.07.23)

 こちらの人の生活は優雅です。休日に湖畔の公園に行くと,自分の来るまでボートを引っ張ってきて,湖に浮かべ,船遊びをしている人を多く見かけます。我々は,今はただ指をくわえてみているしかないのですが,このように休日を謳歌している人をみるとうらやましく思います。また,このシアトルという土地が,周囲をいくつかの湖や湾に囲まれ,特に水上スポーツをしやすい環境にあるのかもしれません。ワシントン湖にかかるフリーウエイI-520の橋を渡るときも,無数のヨットやボートが停泊しているのが見られます。
 さて,今日はそのボートの火事のお話です。この日は朝5時頃から,けたたましいサイレンの音で起こされました。(ちなみに住んでいるところはユニオン湖に極めて近いのですが)窓の外を見ますと,写真のように巨大な煙が立ち上っているではありませんか。近頃のアメリカですから,テロを含め重大事件の可能性も頭をよぎらせながら,地元のニュースチャンネルをつけてみると,早くも現場からの実況中継を行っていました。写真下のようにボート3漕の火事で,原因は不明とのことでした。日本ではあまり耳にしないレジャーボートの火事ですが,こちらならではの事件かもしれません。



縦列駐車(2003.07.20)

アメリカの駐車場はどこも広いです。単に駐車場自体が広いという意味ではなく,一台の車を止める駐車スペースが広いのです。時には,少し小さめの駐車スペースを見かけ,そのような場合には「compact」と書いてあり,コンパクトカー専用になっているのですが,それでも日本のものよりははるかに広大です。アメリカ人はここの車を頭から突っ込んで止めます。日本と違って,駐車場の通行スペースもゆったりですから,容易にバックで車を出すことが出来ます。駐車に自信のない方もこれで安心です。ですが,アメリカ人が駐車が下手かというと一概にそうともいえません。もちろん人にもよると思うのですが,みんな,以外と縦列駐車が上手です。(運転免許試験の実技試験には形だけの縦列駐車をやらされましたが,)町中の駐車の場合,道路脇にパーキングスペースが作ってあるところの縦列駐車は簡単です。線が引いてあって十分な駐車スペースが確保されているからです。しかし,友人の家などを訪問するため,住宅地を訪れた場合にはそうはいきません。家の駐車スペースは限られているので,路上駐車が必要なことがほとんどです。この場合,住宅地によっては既に数多くの路上駐車がしてあって,その隙間に路駐をする必要があります。そんな場面でもたいていのアメリカ人はすいすいと車を止めています。中には,他の車に少しぶつけて距離を測るような止め方も見受けますが,ほとんどはぶつけることなく止めるようです。私自身も最近はこの縦列駐車を極めてきており,写真の場合は,歩道の盛り上がりから,イヤまでちょうど1センチ位の距離に切り返すことなく一発で止めた様子です。ちょっとうれしかったので写真に残してしまいました。



スーパーモール(2003.07.19)

 今日はノースウエスト最大のアウトレットモールという宣伝がされているスーパーモールへ行くことにしました。このモールはシアトルにあるのではなく,I-5を使って南に行ったケントという街にあります。昼前に出かけたのですが,渋滞もなく30分少々で着くことが出来ました。モールの大きさとしてはサウスセンターモールよりはやや小ぶりかもしれません。しかし,この日は休日にもかかわらず人手は少な目で,閑散とした様子でした。様々なものがディスカウントで手にはいるのでいいのですが,お昼にフードコートでいただいたインド料理は冷めていてあまりおいしくなかったです。



チッテンデン水門(2003.07.18)

 先週,観光スポットをこの夏に制覇するという計画を立てましたが(大げさ),この計画を遂行すべく,この日はチッテンデン水門へふらりと出かけました。ここはワシントン大学からは極めて近いので,いつでも行けると考えていたのですが,午後から時間が出来たこと,天気がよいこと,川を上るサケを見る絶好のシーズンであることから,出かけました。アメリカはどこへ行っても駐車場は広く,車を止める場所に困ることはないのですが,この日は土曜日ということもあって,駐車できない車が狭い駐車場の中をうろうろしており,駐車場への駐車はあきらめざるを得ませんでした。2ブロック北に住宅地があったのでここに路上駐車することにしました。少し待てば止められたかもしれませんが,この日のシアトルは珍しく気温32℃の猛暑となっており,一刻も早く車から離れたかったこともあります。この水門は,水位に違いのあるユニオン湖とピュージェット湾の間を船舶が航行できるように設けられているものらしいです。この日は休日のためか多くのレジャーボートがこの水門を抜けて,湾に出ていっているようでした。水門の南側には,産卵のため戻ってきたサケがこの水門を通過できるように,魚道が設けられていますが,これを水中から見学できる仕掛けがあります。ちょうどシーズンらしく多くのサケを見ることが出来ました。



実験の失敗(2003.07.17)

私の仕事は日々,実験を繰り返し,データを集めることです。調子が良く,次々と良いデータが出ることもあれば,何をやってもうまくいかず,なかなかデータが出ないこともあります。今月の私は後者の方に当たります。同じ実験を3回繰り返したのですが,ことごとく小さなミスを繰り返し,データを得られなかったのです。今日はそのデータをもとに小ボスと議論する約束になっていました。ですが,昨夜遅く実験がうまくいっていないことに気付いた私は,憂鬱な気分で今日を迎えたのでした。結局,議論はデータなしで今後の方針について話し合って,終わったのですが,私は「実験が進んでいないのでちょっと焦っているんだ。」というと,小ボスはにこやかに「ひとりで焦る必要は全くない。みんなで問題点は解決していけばOKだ。」などといっています。でも,最後に「私は明日から夏休みでハワイだけどね」と,スキップしながら去っていきました・・・



通勤の恰好(2003.07.15)

 私の働いている部署は病院の中ですが,その中でも研究を行う部門です。ですので,診療をやっている医者(MDという学位を持っている)と研究ばっかりやっている医学研究者(PhDという学位を持っている)の大きくわけて2種類のスタッフがいます。あとは,その学位を目指す学生がいるということになります。私のボスは研究者の方で,私も客員研究員という身分ですから,2種類の中でもPhDとつきあう時間がほとんどです。(といってもなぜか私の机の隣はMDの助教授ですが)この2種類の人種は恰好を見ればたいてい見分けがつきます。MDの人達は朝早く出勤してカンファレンスや診療を始めますが,そのような人達の多くはネクタイをしています。一方,PhDの人達はそれよりは遅く出勤して実験を開始しますが,Tシャツ・Gパンや短パンという非常にラフな恰好です。私はこの仕事場に最初に挨拶に来たときは,Yシャツにネクタイ,ジャケットとまともな恰好をしていたのですが,ボスの先生に,「おまえがアメリカでネクタイをするのはこれが最初で最後だ。」と言われてしまったので,それ以来,まともな恰好をすることは出来なくなってしまいました。ボスは研究者として,この世界で自分の地位を築いてきた人ですので,研究者の恰好という物に誇りがあるようです。というわけで,仕事に行くときの恰好は写真のように非常に情けない物です。
 ところで,普段この恰好で通用するかというとそうでもないのです。最近気になっているのが休日です。汚い恰好でお店などに行くと露骨に嫌な顔をする白人もいることに気付きました。アメリカ人は初対面の相手がどういう階層に属する人かを推し量るために、まず人種、次に服装や所持品、言葉を見るそうです。要するに私の通勤の恰好はこの4項目のどれも満たしていないことになります。言葉,人種はどうにもならないことですが,恰好や所持品は変えられます。ですので,休日は少しまともな服装をすることにしています。気分良く過ごすためには,私には必要なことかもしれません。



滝と砂漠(2003.07.13)

シアトルの夏は短い。ここに住む方々がみんな思っていることでしょう。実際,そんな言葉をあちこちで耳にします。シアトルの人達はその短いがすばらしい夏を楽しむため,この季節はいろいろなところへ出かけます。我々は夏の序盤をビザ更新と日本帰国といった,いわば雑用のため浪費してしまったので,この季節の間出来るだけ観光をしなければなりません。(来年6月に帰国する可能性もあるため,下手をすると来年の7月はない?)そこで,この日曜日は少し遠出をすることにしました。今回の目的はシアトルの東方に向かい,少なくとも乾燥気候を体験しようという物です。東の方の観光地をwebで調べてみますと,I-90を少し行ったところに,スノクォルミー滝というのがあります。また,そこからもっと東へ行くとコロンビア川峡谷というのがあるようです。この周辺は,どうやら乾燥地帯で砂漠と雄大な景色が楽しめそうです。この2つに目星をつけて出発です。今回は,砂漠の中に飲食店があるとは思えなかったので,お弁当持参です。この日はあいにくシアトルの天候はどんより曇っていました。また,早朝子供が熱を出したので,出発を取りやめるということも考えられたのですが,幸い熱はあっさり下がったので,気にせず出かけることにしました。スノクォルミー滝周辺はドラマ「ツインピークス」の舞台にもなった場所らしいのですが,このドラマを見ていない我々にはどうもピンときません。ですが,ナイアガラの滝よりも高いという噂のこの滝はそれなりに見応えがありました。ですが,この日はスノクォルミー周辺でトーマス・フェスティバルというのが行われており,機関車トーマスが滝のすぐ隣の線路を行ったり来たりしており,観光に来ていた子供たちの視線は機関車トーマスに釘付けでした。思わぬ副産物に息子も上機嫌でした。

滝とトーマスを十分堪能した我々は出発しましたが,突然強い雨が降り出しました。次なる目的地を目指す私は家族から強い反対を受けることになります。雨だから帰ろうというのです。砂漠に雨が降るわけないだろう。家族の反対を一蹴した私は黙って進路を東に取ったのでした。少し山に入ると,雨はますます強くなります。ですが,山を越えたあたりから,徐々に景色が変わってきました。森林は草原に変わり,木々はまばらになっていきました。草原はだんだんうす茶色に変わっていき,ついには硬い岩石の地面になりました。どうやら乾燥地帯に入ったようです。当然,雨は上がっており,青空が広がっています。家族の歓声が上がるのを聞いて,心の中でほっとしていた私がいます。「本当に砂漠だ。よかった,雨降ってなくて・・・」

コロンビア川の川縁にはキャンプ場があり,多くの人が日光浴をしていました。確かにここなら,雨の多いシアトルより確実に日光に当たれます。しかも,キャンプ場のためか野外でもみんなビールを飲んでいるではありませんか。暑い中でのビール。これは格別です。(少なくともそう見えました。)観光ガイドには「公園などでは飲酒は出来ない。屋外で飲酒できるのは野球場ぐらいしかない」と書いてあるのをこれまで,忠実に守ってきましたが,どうやらキャンプ場は良いようです。この次はクーラーボックスを持ってくる予定です。こっそり,そう思いました。



Beer & Chips(2003.07.11)

今日は夕方にBeer & Chipsという集まりがありました。以前,書いたかもしれませんが,この会は誰かがスポンサーとして,ビールやチップスを買い出しして用意し,参加者は2ドル払って参加する安上がりな飲み会です。場所は研究室の図書室を使って行われるので確かに安上がりです。実は私はときどきこの会に参加しながら,まだスポンサーをしたことがありません。ですが,今日の会は今週からラボにやってきた若いresident2人がスポンサーなのです。これを聞いていた私はすごく焦りました。実は新人は来たときには,率先してスポンサーをしなければならないのではないかと思ったからです。誰も教えてくれなかったから,仕方ないでしょうなどと心の中で言い訳しながら,参加していたのですが,会の中で他のみんなが若い2人に「来てすぐスポンサーやるなんて,おまえは偉い。」と言っているの聞いて,ホッとしていたのは私だけでしょう。(でも,ちょっと居心地は悪かったですが・・)



地ビール(2003.07.09)

私は(といっても日本のお父さんの大半はそうでしょうが・・)大のビール党です。やはり,夕食にはビールが欠かせません。そんな私がこちらに来ますと,ますますビールの消費量が高まることになりました。理由はやはり種類の豊富さと値段の安さにあります。まとめて買えば,缶ビールだと1本5-60セントで手に入ります。ただ,缶ビールは大手の物がほとんどで,こちらの方はあまり飲まないようです。人気があるのは,いわゆる地ビールという部類の物で,地元の小さなビール会社が製造している物です。たいていは瓶で供給され,1本1ドル前後でしょうか。平日の夜,休日は昼夜と消費するうちに,多くの種類の瓶が貯まりました。せっかくの記念ですから,瓶の写真でも残しておこうと考えたのですが,止めました。シアトルの先人にも,もっと多くのビールを飲み,現在もデータを増やし続けている方がおられました。とても,かないそうにありません。写真は最近お気に入りの,ピラミッドビールのハーフバイツェンです。



クォーターロール(2003.07.08)

アメリカの生活ではクォーター呼ばれる25セント硬貨を手にすることがよくあります。我々のようにアパート暮らしをしていると,この25セント硬貨を大量に消費することになります。我々のアパートは洗濯機や乾燥機が共同になっていて,これを使用するにはコインランドリーのように,硬貨が必要となるためです。買い物のたびにおつりの中のクォーターをためたり,両替をしてもらったりしていたのですが,我が家の常に25セント硬貨は不足しがちでした。みんなどうやってクォーターを集めるのか聞いてみようと思いつつ,その機会を得ぬまま過ごしておりました。最近,有名な門川先生のwebサイトに,その方法が書かれていることを発見しました。スーパーなどで買い物をするついでにQuarter Roll(そのサイトにはQuater Rollと書かれていたので検索にはかかりませんでしたが・・)なるものを頼めばよいとのことでした。そこで家内も早速この方法を試してみたようです。この日の戦利品を写真にしておきます。これで,洗濯の心配が解消されそうです。



複合プリンター(2003.07.06)

この3連休は買い物の話題3連発になります。今回は複合プリンターについてです。この1年ぐらいの間に,パソコン周辺機器のひとつとして,複合機というのが流行っているようです。プリンターとスキャナーの機能を持ち,その機能を利用したコピー機能,場合によってはデジカメからのデータ読み込み,FAXが付いている物があります。以前から気になっていたのですが,昨日STAPLESでそのコピーの早さを見た家内が急に興味を持ち始めたので,ここがチャンスだと考えたわけです。こういう目立つ物の購入には家内の了解・許可が必要?です。現在,我が家ではCanonのスキャナーとプリンターが稼働しておりますが,ある物を複写しようとすると,スキャナーに数十秒,保存に数秒,印刷に数十秒かかります。日本では深夜でもコンビニに行けばコピーは簡単に出来ますが,こちらでは深夜の行動は困難です。ところがこの複合機というやつは,コピーの場合データをパソコンに移動させないので,非常に速いのです。データの移動は最近のUSB2経由だと速いのでしょうが,MacintoshにはUSB2は搭載されておらず,FIre Wire対応のスキャナーは最高機種のみといった現状を考えれば,これは非常に助かります。早速,機種の選定にかかりましたが,使い慣れたCanonやEpsonのものは,Macintoshに対応していないことが解りました。こちらでは比較的ポピュラーなヒューレット・パッカードのものは,Macintoshだけでなく,OSXにも完全に対応しています。このことから,候補をヒューレット・パッカード一本に絞りました。次に,どの機種にするかですが,同じ会社の物とはいえ,日本とアメリカでは販売している機種に違いがあるようです。家内が日本語で使用することを考えると日本語のドライバソフトをインターネットからダウンロードできる機種にしなければなりません。このことから,PSC2110で決まりです。149ドルなんて,以前買ったスキャナーの値段より安いです。技術の進歩には恐れ入ります。



3段ボックス(2003.07.05)

独立記念日のセールはこの日もやっているはずなので,再び買い物に出かけました。この日の目的は,小さい本棚です。いわゆる3段ボックスといわれるものです。こちらに来ていろいろなお店で見ましたが,安い物を見つけることが出来ないでいました。お買い得な家具が多いといわれるIKEAでも(3段ボックスとしては)意外と高価ですし,ホームセンターでもそうでした。しかし,最後に見つけました。STAPLESという有名な文房具関連のスーパーが至る所にありますが,ここで12ドルで売っていました。今のところ新品でこれより安い物を見たことがありません。棚の位置を調節することも出来ますし,日本の3段ボックスより高機能で,なおかつ強度も強いような気がしたので,思わず2つ購入となりました。写真のように使っていますが,いまのところ大満足です。



独立記念日(2003.07.04)

帰ってきて,早々に休みで申し訳ない気分ですが,今日は独立記念日で休みです。お店はクリスマスセールに匹敵するセールをやっていると聞いていたので,朝からモールに繰り出しました。確かにどこのお店でもディスカウントがあるようです。夜は全米の各都市で花火が上がるようで,テレビ中継をやっていました。シアトルではユニオン湖で花火がありましたが,これは日本からも花火師の方がやってきて,打ち上げをやるそうです。家の近くのI-5にかかる橋の上は見通しがよいので,そこから見ましたが,ここも多くの人だかりが出来ていました。花火が終了すると,今度は若者たちが自分で花火を打ち上げたり,爆竹を鳴らしたりと,騒ぎ始めたので,パトカーが集まってくる騒動となりましたので,我々は早々にその場所を立ち去ることにしました。夜中まで遠くで爆竹なので騒ぐ音が聞こえていました。



網戸(2003.07.03)

アパートを借りるときには気が付かなかったのですが,我々のアパートの窓には網戸が付いておりません。シアトルも夏が近づくにつれ虫が多くなり,夜,窓を開けたまま電気をつけていると,度々虫が飛び込んできます。日本の田舎と比べれば遥かに少ないので,それが我々の周囲のアパートにも網戸が少ない理由とも思われますが,よく見てみると,網戸をつけている部屋もあります。そこで,網戸を我が家にも導入することにしました。大工さんや大家に頼むことも方法としては考えたのですが,あってもなくても良い網戸に大枚をはたくのもためらわれたので,自分で何とかしてみることにしました。ホームセンターを何軒か見て回ったのですが,網戸のフレームセットと網は,The Home Depotで見つけることが出来ました。自分の窓に合わせてアルミのフレームを切断しなくてはなりませんので,金切鋸はキット以外に必要です。同じ店で金属用の安い糸鋸を合わせて購入しました。組立は簡単で,自分の窓に合わせて,フレームを切断し,四角の枠を作ります。フレームへの網の取り付けにはゴムパッキンを使いますが,これがやや骨の折れる作業でした。網を張ったら,付属のバネで窓枠にセットすれば,終了です。これで,夜でも窓を全開にすることができるでしょう。



再出国(2003.07.01)

いよいよ,再出国の日です。成田空港ではしっかりと日本の寿司をいただきました。仕事場へのお土産に今回は羊羹を購入し,再出発です。(家内は出発を待つ間,免税店に入り浸っておりました。)資金の関係で1年間は再入国できなくなりますので,感慨もひとしおです。今回の旅は,AV機器の調子が悪く,ときどき映画上映が中断されるだけで,無事シアトルにたどり着くことが出来ました。入国審査では,たまたま並んだ列の入国審査官がすごいおじいさんで,ゆっくりゆっくりと審査していたので,他の列がすべてなくなっても何十人もの人が並んでいました。さすがに周りのおじさんたちはブチ切れで,日本語で!ヤジを飛ばしまくっていました。ここで時間を取り,J-1ビザを持つ我々は入国スタンプをもらうために更に別の場所へ移動して,やっと入国させてもらいました。でも,初回の入国の時のような緊張感はなく,なんとなく質問に答えている余裕が出てきたのはいいことかもしれません。





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